CD (2019)
■2018年3月28日にケイヴ・インのベーシスト/シンガー:ケイラブ・スコフィールドが不慮の交通事故で急逝したニュースは、音楽シーンに衝撃と深い悲しみをもたらした。とりわけ彼が中心にいたヘヴィロック/ハードコア界での動揺は大きく、誰もが悼み喪に服したが、やがてケイヴ・インのメンバーをはじめコミュニティは彼と彼の作り上げたアートに敬意を払い、立ち上がる。6月にバンドの地元ボストン、10月にかつてケイラブが拠点にしていたロサンゼルスで開催された追悼ライヴは、2,000人規模の会場がわずか数10分で完売。誰もが失ったものの大きさと、残された音楽の偉大さを感じ取った。
■本作は2018年2月、バンドが秘密裏に行っていたレコーディング・セッションの成果を元に、残された3人のメンバーが完成まで漕ぎつけたもの。全曲でケイラブ最後のパフォーマンスが収められている。テクニカルなハードコアからスペース・ロック、メロディ溢れるオルタナティヴ・サウンド、前作『ホワイト・サイレンス』で顕著だったサイケ色強めのヘヴィロックまで、ケイヴ・インが持ちうる音楽性の全てを網羅。本作制作のイニシアチヴを握っていたのは他ならぬケイラブだったことを証明する仕上がりだ。
■バンドは後任メンバーとしてネイト・ニュートン(コンヴァージ)を迎え、ライヴ活動を続行中。恐らく更に新しいマテリアルに取り掛かるはずだが、本作はケイヴ・インのある一時期の締め括りとして捧げられる。
■日本盤のみボーナス・トラック収録。
tracklist
1. Final Transmission
2. All Illusion
3. Shake My Blood
4. Night Crawler
5. Lunar Day
6. Winter Window
7. Lantema
8. Strange Reflection
9. Led To The Wolves
10. All Illusion (demo)* (bonus track)
2019/6/5
在庫状況:B (倉庫在庫、一週間前後で発送予定。品切れの場合は返金いたします。銀行振込等の場合は在庫確認のご返信後にお振り込みください。確認前にお振り込みいただいき、在庫がなかった場合、振込手数料等のご返金はできません。)