■『leave them all behind 2012』で奇跡の初来日を果たしたゴッドフレッシュ。また完全ソロ名義でダブ・ステップ・ミーツ・ヘヴィロックを見事に体現したJK・フレッシュ。さらに様々な名義でのソロ作や、他アーティストのリミックス/プロデュースを手掛けるなど、才人ジャスティン・K・ブロードリックは一時も留まることを知らない。そしてここに満を持してメイン・バンドであるイェスーの最新作をリリースする。 ■シューゲイザーにも通じる音のギター音の壁/作り込まれたビート/甘美なメロディがヘヴィロックと融合する。基本路線はデビュー時から全く揺るがないものの、1作品ごとに明確な方向性をもってイェスーは様々なトライアルを繰り返してきた。常に時代の最先端を作り出してきたジャスティンの今回のテーマは、どうやら'揺らぎ'らしい。一聴して分かるイェスー・サウンドが、サイケデリックな揺らぎをまといながら、空間と音を変形させていく。何となくノスタルジックな響きなのに誰も聴いたことがない世界を提示させるという意味で、新作の持つ荘厳さはボーズ・オブ・カナダに通じると評されている。 ■ほぼ完全に全楽器を独力で演奏しているが、"The Great Leveller"では20本もの多重奏ストリングスを導入。優雅さと凶暴さが同居するジャスティンの音楽に、また新たな代表曲が加わった。 ■日本盤のみ完全未発表テイクを収録したボーナス・ディスク付2枚組仕様。
