Endon / Bodies 12"EP

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12"EP (2014) 

■ENDONはヴォーカル/ギター/ドラム/ノイズx2からなる5人編成。ギター/ドラムの2人によるソ
リッドな演奏が機軸を成すバンド的なアプローチのため、ある種の入り込み易さを持ち合わせな
がら、実は危険極まりない音の暴力が全編を貫く。ハードコアやブラック・メタル的意匠をまと
うサウンドを引き裂くように、ノイズが音の空間を埋め尽くす。情報量過多の音に触れれば、音
楽を聴くという行為そのものがここまで危険なことと認識するケースは、日常生活に於いて無い
だろう。
■プロデューサーにAtsuo(Boris)、エンジニアに中村宗一郎(ピース・ミュージック)を起用した
1stフル・アルバム『MAMA』を9/24にリリース。そのアルバムからの先行音源という意味合いの
元、限定アナログ盤としてリリースするのが本作『BODIES』だ。
■リミックス/再構築を手掛けるのは海外最先鋭ミュージシャン2名、完成されたアルバム音源と
は別の角度から音を抉っていく。
Justin K.Broadrickはインダストリアル・メタルの始祖GODFLESH、シューゲイザーとへヴィロッ
クを融合させ涅槃の音を構築するJESUなどを率いるイギリスのミュージシャン。リミキサーとし
ても人気が高く、これまでにPANTERA、MOGWAI、EXPLOSIONS IN THE SKYらを手掛けてきた。
Justinが日本のミュージシャンを手掛けるのは初。
VATICAN SHADOWはPRURIENTとして活動するDominick Fernowのオルター・エゴ。現代ノイジシャンの中で最もラディカルな活動を続けるひとりと目されるDominickの多作振りは尋常ではない
が、他アーティストのリミックスを手掛けることはさほど多くなく、ENDONの音を聴いた上で
「クールでオリジナルだから」受けたという。
■凶暴なノイズを放つENDONと最先鋭ミュージシャンの合作は、広く世界的に見ても事件性が高
い。無意味な音楽をBODIES(死体)に変えるプロジェクト!

2014/9/10

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